CAREER ADVISOR COLUMN

キャリアアドバイザーコラム

家族の事情で就業先を変えた事例

転職

自身の家族で重い病気になったとしたら・・・

先日とあるテレビでの特集を見て、今までこの人材紹介事業に携わらせていただいた自分自身も、
同じ立場になったら、本当に悩みが尽きないだろうと素直に思ったお話でした。

米国メジャーリーグのセントルイスカージナルスという球団に、
ドラフト1位で入団をしたステーィブン・ピスコッティという選手に関するエピソードです。

彼は早々にメジャーデビューも果たし、将来球団の主軸を担うと期待をされていた野手でした。

しかし、お母さまがALSという難病になり、
実家がかなり遠くなかなか会いに行くことができなかったことから、
気持ちもすっかり落ち込んでしまい、
成績も急降下するという事態になってしまったそうです。

普通に考えれば、経営者であれば彼のような将来を期待された戦力を
手放すという決断をすることは難しいはずです。
ところが当時のセントルイス・カージナルスは、
実家近くの球団に温情ともいえるトレードを実現させてあげた、というお話でした。

スポーツ業界だけでなく、医療業界においても有望な医師や選手、
とにかく中核となってくれる「戦力」は絶対に手放さず、
契約更新時などは出来る限りの好条件を提示して、継続して働いてもらおうとするのが当然です。

しかし、今回のお話では経営的な事情よりも彼の気持ちを第一に考えた上で、
球団同士で解決策を図り、ご家族との大切な時間を実現させました。
その経営者の勇気と心温まる気持ちのすばらしさ、
さらには戦力ダウンも覚悟した上での対応に尊敬の念すら感じました。

よく先生方からも、ご両親の体調不良や介護のための実家近くへの転職相談や、
お子さまの学業環境や、自然災害を懸念した(家族の生活環境調整を第一とし)転職の
ご相談をいただくことがあります。

とはいえ、なかなか周囲の事情や環境はそう簡単に改善するものではなく、
組織の中核となっていれば尚更です。
求められて仕事をするということは誇りにもなりますし、
働き甲斐という点でも自身のモチベーションアップにもなります。
それは経営者も同じ、お互いにウインウインの関係を構築できているとも言えるでしょう。

そうした社会の流れやバランスにおいて、
一人の選手の苦悩を察知し、周囲が全員気持ちを一つにし、
協力しながら実現させたトレードのお話は本当に感慨深いものがあります。

その後、彼は調子を取り戻し活躍、
お母さまが亡くなられた最初の試合では、
本塁打を放つというさらなる感動エピソードもあったほどで、
神様は見ているな、と思いました。

私たちが行う先生方の転職のご支援も、
周囲のご家族の幸せも含めた重責を担っているということを常に考えていますが、
それが鮮明に出たエピソードだったので、取り上げさせていただきました。

ちなみに、先日古巣のカージナルスとの試合が行われ、
地元のファンがスタンディングオベーションで出迎えるというお話までありました。
周囲の方の理解と今も暖かい応援があることも素晴らしいですし、
人間の愛情という一面が見られたシーンでした。

自身も今後も人との関わり合いや、お互いの尊重、信頼を一人でも多く実現できる、
そんなコンサルタントを目指して研鑽してまいりたいと思います。


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