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キャリアアドバイザーコラム

医学部受験の準備はいつから?~受験のプロに聞く!~前編

キャリアを考える

医師は自身の子どもを医師にしたいと考えている?

実際に子育て世代の医師とお話すると、肌感覚ではありますが、
おおよそ6割の方が、「子どもを出来れば医師にしたい」と言われ、
そして2割ほどの方が、「必ず医師にする!」と強い意気込みをもっていらっしゃいます。

また、研修医や若手医師の方とも話をすることが多いのですが、
直近のデータでは、国公立大では未だ半数以上は親も医師であり、
私立大では7割を超えると言われています。

ちなみに、私の知り合いの開業医に、
江戸時代から続く藩医の家系で、15代目という方がいるのですが、
そこまで極端な例ではなくとも、3代目や4代目の先生は珍しくなく、
如何に自身の子どもを医師にしたいのかがよく分かります。

労働人口が年々減少し、外国人労働者の受け入れ拡大や、
AI・ロボットに職が奪われるのではないか?といった話題が声高に叫ばれる昨今、
自分の子どもに【手に職を】と考えるのは自然な流れではないでしょうか。
小学1年生を持つ親に対するとある調査では、
自身の子どもになって欲しい職業の第3位が医師だそうで、年々上昇傾向にあるそうです。

では、自分の子供を医学部に入れるために
【適切な受験勉強開始時期】というのはあるのでしょうか?

実際に私が受験のプロから伺ったお話をご紹介したいと思います。

※受験のプロ・A医師
関西在住の40歳代男性医師、苦学の末に難関大医学部に合格。
ご実家は、名門の中高一貫校に多数の合格実績のある個人塾を経営。
ご本人も小学4年生時には二次関数をマスターしていたとのこと。
ご両親から、幼児教育論・受験ノウハウの薫陶を受け、
現在も勤務医の傍らで、教育アドバイザーとしてご活躍中。

聞き手:先生、ズバリ教えてください。遅くとも何歳には受験の準備が必要でしょうか?

A医師:子どもよって、個性や資質が違うので絶対はないですが、遅くとも4歳頃ですね。
    4歳と聞けば、従来のイメージではひらがなの読み書き程度で、
    【受験勉強】のイメージとは程遠いでしょうが(笑)

聞き手:未就学児に【受験勉強】とういことは、小学校受験ということでしょうか?
    どのようなスケジュールを想定しておけばよいのでしょうか?

A医師:例として、国立大学医学部入学から逆算して考えると、
    私立の小学校に入学する必要は必ずしもありません。
    受験準備は早ければ早いほど有利ですが、
    出来の悪い子でも中高の6年間をすべて大学入試に注げば、案外なんとかなるものですよ(笑) 

    そのためには医学部進学実績の多い中高一貫校に入れるのが、最も効率が良いのです。
    要は、【ライバル】と【受験に集中できる環境】を用意してあげることです。

    難関の中高一貫校に入るためには、専門の学習塾に入る必要がありますが、
    それには入塾試験という関門があります。
    最近は、入塾試験に受かるための学習塾があるくらいです。
    少なくとも小学校入学までに、6年生までの基本的な学習は終えておかないと、
    入塾試験すらパスできません。

    小学校の6年間で中学受験対策に集中、
    中高の6年間で大学受験対策に集中するというスケジュール感ですね。

聞き手:うちの子は2歳半ですが、今は幼児英会話の教室に通わせています。
    4歳頃から公文式やお習字等を考えていました。
    なんとか中高一貫校に通わせたいと思うのですが、
    学習塾以外でお勧めの習い事はありますか?

A医師:名門の中高一貫校に入れたいのであれば、幼児英会話は辞めさせてください(笑)
    お習字も必要ありません。
    中学入試に英語はありませんので、今は必要ありませんし、
    字が汚くても試験は通ります(笑)
    公文式は余裕があればでいいですが、家庭学習でも小学校の基本くらいは出来るはずです。

    大切なのは【選択と集中】です。ビジネスシーンではよく聞かれる言葉ですが、
    目標達成におけるプロセスにおいて、万事に通ずるものです。

    習い事は実りある人生の一助となりますが、【時間は有限】です。
    何を重んじて、何を優先するべきか、よくよく考えて取捨選択する必要があります。
    生き方や人生観は人それぞれですが、
    わが子に色々と習い事をさせて、親が自己満足に陥っているケースが散見されます。
    後からでも出来ることは後にまわして、
    ¨今¨最も必要なことに時間を割くことが肝要です。

聞き手:就学前までに、小学校の内容の基本をマスターさせるには、
    どの科目に時間を割けばよいのでしょうか?

A医師:3歳で簡単な漢字までと、数字の数え方をマスター出来れば御の字ではないでしょうか。
    4歳から小学校の基礎にすんなり入れるだけで良いのです。

    2年あれば、6年生までの基礎はマスター可能です。
    掛け算・割り算・分数・方程式までは必須ですので、
    勉強時間の半分を【算数】に割く必要があります。

    国語・社会・理科の三科目は残りの半分の時間でやる必要があるので工夫が必要です。

後編に続く・・・


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